機械式時計を複数持つと絶対止まらせてしまいますよね。最初はいいけどだんだん使わなくなる原因に…今回はこの問題の対策とウォッチワインダーを買うべきなのか考えていきたいと思います。
機械式時計を複数持つと時間調整が面倒くさくなる問題
面倒くさがりな僕にとって忙しい機械式時計の調整をするのは結構億劫です。でも時計好きだから機械時計を身につけたいというジレンマ。。。
面倒くさがり屋は一週間単位で使う時計を変えることになる
僕みたいに面倒くさがり屋の人は機械式をいくつか持っていると、一週間毎に使う時計を変えることになります。
どういうことか、僕の主力の時計を参考に紹介したいと思います。
マイウォッチリスト
- (機械式)ロレックス サブマリーナー
- (機械式)タグホイヤー カレラ
- (機械式)エポス
- (クォーツ)グランドセイコー
- (クォーツ)G-SHOCK
- (クォーツ)PRO TREK
多くの機械式時計は丸2日間放置しておくと止まります。
そのため機械式時計を2本持っていると毎日交互で使わないと片方が止まります。
ロレックス→タグ・ホイヤー→ロレックス→タグ・ホイヤー→・・・と交互に使えば止まりません。でも結構面倒くさい!
もっというと機械式時計を3本以上持っていると毎日違う時計を着けてもいずれかの時計は止まるのです。
ロレックス→タグ・ホイヤー→エポス(この時点でロレックスが止まる)→ロレックス(この時点でタグ・ホイヤーが止まる)→・・・面倒くさいいいいいい!!!
だから段々と面倒なので時計が止まることを受け入れて、週替わりで同じ時計を使うことによって、週一回の調整で済ませるようになってくるのです。
機械式時計が止まるとついクォーツに手が伸びる
例えば休日はアクティブに遊ぶから土日ともにG-SHOCKを使っていたという状況を考えてみます。そうなるともちろん機械式時計は全滅です。
そんな翌月曜日ワイシャツに手を通していると自然に伸びるのがクオーツのグランドセイコー。
こういう時に年差クォーツで年間10秒と誤差がでないのは非常に助かります。電波時計も同様ですが放置していても止まることなく正確に時を刻む時計とか最高かよってなります笑
特に冬場はこの傾向が顕著になります。布団にくるまっていてギリギリまで寝ていると間違いなく即動くというか動いているクォーツに手が伸びるのです。
日付の調整も必要になるとなお着けなくなる
だんだん僕の時計への愛情を感じなくなってきましたか?でもそんなことないんですよっ!(汗
身につけている時はどの時計もいい時計だなと思って見とれています。ただ止まっていると身につけるまでの心理的な壁が大きいということですね。
特に日付表示付きの機械式時計は調整が面倒です。
僕の時計でいうと唯一機械式でカレンダーが付いているのがタグホイヤー。
日付調整が面倒な分、着用するハードルが上がるけど着用するときは一週間まるまる着けるといった使い方が多くなります。
対策はノンデイトかウォッチワインダー
ノンデイトは非常にいいです。とにかく時間を合わせるのが楽だし機構もシンプルだから比較的頑丈。
止まっていても時間調整が楽な分、手を伸ばしやすくなります。
機械式時計を追加で買うなら手間が少しでもかからないノンデイトのメリットが輝きます。
友人に紹介していなければオリエントスターのセミスケルトンは間違いなく僕のウォッチリストに入っていました。
ただしノンデイトも便利だけど止まる問題は避けれません。だったらずっとくるくる回していれば止まることないよね!というアプローチがウォッチワインダーなのです。
ウォッチワインダーのメリット「機械式時計を止めずにすむ」
ウォッチワインダーはずっとくるくる回してくれるから止まらないという非常にシンプルな仕組みです。
カレンダー機能がついていても問題なし
カレンダー機能が付いていても止まらないので全然問題ありません!
ウォッチワインダーがあれば面倒くさがり屋でも、土日放置しても止まることもないので休み明けでも機械式時計を積極的に使えます。
永久カレンダー機能がついていても問題なし
もちろんどれだけ複雑なカレンダーであっても問題なしです!
より複雑な永久カレンダー機能を搭載している時計は調整が大変すぎるのでウォッチワインダー必須とも言えます。
ところで永久カレンダーの機械式時計は高額で平気でウン百万円します。
勝手なイメージだけどウォッチワインダー使わずに執事がしっかり止まらないように維持してくれてそうです笑
ウォッチワインダー眺めて幸せな気分になれる
ウォッチケースでも十分眺めていると幸せだけど、動いているウォッチワインダーを眺めても違う幸せがあります。
時計好きならお気に入りの時計をウォッチワインダーに入れて眺める時間は至高のひと時ですね。
ウォッチワインダーのデメリットもなくはない
と、ここまでいいことずくめのウォッチワインダー。でもデメリットもあるのでその理由を紹介します。
オイル切れを促しオーバーホールまでの期間を短縮してしまう
時計はオイルによって細かいパーツを滑らかに動かしています。ただオイルが切れると動きが悪くなり時間がずれやすくなってしまいます。こうなるとオーバーホールは必須です。
動かしている時間が長くなればなるほどオイル切れするまでの時間が短くなるからウォッチワインダーを使うとオーバーホールまでの周期は短くなってしまうのです。
帯磁するリスクがある
ワインダーのモーターに磁石が搭載されているため帯磁するリスクがあります。
磁気を帯びると精度が低下し直すためには都度時計屋さんに行く必要がでてきます。だからウォッチワインダーもきちんと吟味して購入する必要があります。
ウォッチワインダー自体にお金がかかる
ものによっては地味に壊れやすいみたいです。
先輩でタグホイヤーを2本、機械式とクォーツを所有している人がいます。
そんな先輩が機械式の方を着けてこなくなったなーと思っていたら、ウォッチワインダーが壊れて止まったから着けなくなったとのことでした。
- ウォッチワインダー自体のお金
- ウォッチワインダーが故障すると修理か買いなおす必要性
- オーバーホールの期間短縮
要はウォッチワインダーを使うと結果的にお金がかかるのがデメリットになります。
オススメは予算と相談すること
例えば永久カレンダー搭載の時計を購入するセレブであれば、間違いなく日付がズレたあとの調整を避けるためにウォッチワインダーで動かしておいた方が良いでしょう。
でも僕のように時計を買うだけで精一杯の人にとってウォッチワインダーを使い続けるコストが増えることは避けられません。
メリットも大きいのでコスト増を天秤にかけて検討してみてくださいね!
「面倒くさがり屋だけど機械式時計を満喫したい!」そんなあなたには必須アイテムだと思います。
そんな時は是非ウォッチワインダーで楽しい機械式時計ライフを楽しんで下さいね!
ではまたっ