世の中速読の方法はたくさんあるけど効果を感じることってあまりないですよね。今回紹介する速読テクニックは僕が唯一効果を感じて継続している方法です。きっとあなたの役にたつので是非みてくださいね!
本を読みたくても読む時間がないというあなたへ
前回は読書のメリットを色々書いてみました。が…
「そんなことわかってるわ!」「読みたくても時間がないんだよ!」という人はかなり多いと思います。今回の記事はそんなあなたのために書いています
速読のトレーニングをしても効果がなかった
世の中には様々な速読テクニックで溢れています。一例としてこんなものがあったりします。
- 眼球を速く動かしたり
- 斜めに右上から左下に一度だけ動かしたり
- 本を見開いて写真の様に記憶したり
僕も速読に憧れて試してみたけどこういった方法で効果を感じることはありませんでした。
記憶に残らなくなってしまう
僕の場合そういったテクニックを使うと何となく速く読んだつもりにはなれるけど記憶に残るものが極端に減ってしまうというデメリットに気が付きました。それって一番よくない状況ですよね。何かしらが残らないとせっかく読んだのにもったいない!
こうして色々な方法を試した中で残ったのが今回する方法なのです。
最速の速読テクニックを実施するための準備
今回紹介する速読テクニックはマインドが9割です。既にこういった考え方で本を読んでいるという人には必要がないかもしれませんが、あまり馴染みがないと思った人には是非試して欲しいと思います。
「まとまった時間がないと読書できない」からの脱却
速く読まないと本がどんどん積まれることになってしまいます。
僕は読んでみたい本が沢山あるけど、読むスピードがあまりに遅くてどんどん読まない本が積み重なってしまいました。そしてまた新しい本を買ってしまうから読まない本が沢山でてしまうという非常にもったいない状況になっていました。
当たり前のようですが「せっかく買ったのに全く読まないことが一番もったいない」という
考えが希薄で買ったら満足してしまっていました。
「全て読まないといけない」という先入観を捨てることが第一
かつての僕です「せっかくお金を払ったから全てを読まないと!」とじっくり読んでいました。時間があるときならそれでも良いのですが全て読めば一番良いという考え方は幻想であると気が付きました。
例えばこんな情報等はじっくり読んでもあまり意味がありませんよね。
- 既に知っている情報
- 今の自分に重要でない情報
- 難しすぎて理解ができない情報
そういった部分は読む必要がないから飛ばす!と考えられるようになることが大切です。
じっくり読んでも忘れていることの方が多い
本を読んだ直後は頭に残っていることも多いですよね。でも一週間後どれだけその本の内容を覚えていますか?僕はせいぜい2,3個のエッセンスだけが記憶に残っています。人間の記憶の仕組み的に大部分を忘れてしまうのは避けられません。
だから沢山覚えることよりも「2,3個でも残ったものに価値がありそれこそが読書の醍醐味である」と考えることが大切です。
読書とは宝探しである!
2,3個でも残った情報がその本の価値でありそこから「たった1つでも行動や考え方を変えることができればそれだけでその本に価値はある」と考え方をシフトできれば読書がグッと楽しくなってきます。
要は読書とは一冊の本からあなたにとって本当大切な数少ない情報を探し出す宝探しの様なものなんです!
最速の速読テクニック実践方法
最速の速読テクニックで必要になるマインドの説明は終わりです。準備が終わったので次は実際に行動に起こしてみましょう!
時間制限をしてその間に読み切る
速く重要な情報を見つけるためには時間制限をつけることが大切です。そうすることによって限られた時間で本を読み切るスキルを身につけることができ読書を習慣にすることができます。
例えば自己啓発本ならこんな目的を最初に持つと良いですね。
- 30分でこの本を読み終わる
- そしてそこからエッセンスを1つ見つける
- それを明日の行動に変える
はじめにと目次はしっかり目を通す
はじめにではその本を手にとってもらった人が購入してもらうためにその本のエッセンスを詰めて読むとどんなメリットがあるかが書かれています。一方の目次ではどの様な流れで本のエッセンスが紹介しているのかを把握することができます。
だからはじめにと目次にしっかり目を通すことで自分の必要とする情報がどこに書かれているのかある程度正確に把握することができるのです。
必要だと思う部分だけ読む
目次や最初の一文を見て必要がないと判断できればその項目は読む必要がありません。文だけではなく目次で不要だと思えば章ごと読まないという選択肢も持っておくべきです。この作業が最速の速読テクニックでの肝になるのですがその分慣れていないと心理的な抵抗はかなりのものです。
ただもう一度思い出して欲しいのです。全部しっかり読んでも記憶に残る部分はほんの一握り。限られた時間の中で自分にとっての宝を見つけるためには取捨選択が必要不可欠です。
キーワードだけを抽出して読む
得たい情報が明確なのであればキーワードを設定して読書するのも有効です。必要な部分だけを読みその上でキーワードを拾い上げれば欲しい情報を短時間で得ることができます。
以上、最速の速読テクニックでした!読まない部分を決めることによって自分にとって必要な情報を早く抽出できるようになります。さらに数をこなしているうちに情報を取捨選択する感度が向上して速度が増していきます。
一見簡単なように思えるけどどうしても全部読みたくなってしまうものです。一度心を鬼にして試してみてください。きっと違う世界が見えてきますよ!
速読せずにじっくり読むべき本もある
このテクニックの真髄は不要な情報を捨てることにあります。でも小説はじっくり読まないと伏線を逃すかもしれないし楽しめないじゃないかと思いませんか?正にその通りです。
最速の速読テクニックを使うべきでない本もあるので最後に紹介します。
小説はゆっくり味わうべき
小説は一文一文欠けることなく読んでその世界観に浸るのはとても楽しい時間です。速読してはその世界観を味わいきれないし場合によっては伏線を見落としてしまう可能性もあります。だから小説が好きな人は速読をせずじっくり楽しいでください。
ただじっくり読む必要がないと思ったら速読するのもアリです。僕は「なれるSE」というライトノベルを全巻読んでいるのですが、SE要素の強い技術部分やどの様にトラブルを終結させるのかに価値を感じていてそこに注目して読んでいます。
ただ、1/3~1/2くらいは人間関係のドタバタ劇です。そこも楽しいのですがスピードを重視してものすごい勢いで飛ばして読んでいます。そんな読み方でも十分楽しいと感じるしSE的な気づきもあったりと非常に満足できています。要は自分の欲しい情報が明確なら小説でもそこだけをピックアップするといったことは可能ということです。
教養の本もじっくり読むべき
最後にもう一つ。教養の本はじっくり読まなければ意味がありません。「愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ」と言いますが教養は人間の歴史の積み重ねで生み出されたものです。歴史から学べるものは応用が利くから一生ものの知識となりえるものです。
そんな一生使えるような知識が詰め込まれた本を飛ばして読むのはもったいないです。何度でもじっくりと読んで理解することをオススメします!
僕は読まない部分があっても良いという心のストッパーが外れたことによって読書が今までの何倍にも楽しいものになりました。時間のない忙しいあなたに試して欲しいスキルだなと思って気合を入れて公開してみました。
是非試して効果を感じてみてくださいね!
ではまたっ