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【怖い話】僕が自称「臭いを研究しているおじさん」に靴下を売った話

「変な人には気をつけろ!」昔から親にそう教えられてきました。でも目の前に人参がぶら下げられたら飛びついてしまうのが動物の性です。僕が昔怪しいおじさんに靴下を売った話を紹介します。実話です…

怖がっている女子

僕は変な男が寄ってくる体質なのか?

本題の話に入る前に僕の体質?について説明しておきます。

大学生の頃、割とガチムチだった

高校3年春まで部活でサッカーをやっていたけど受験勉強で太りかなりガチムチ体型に。服の店に行くと結構な確率で「ラグビーかアメフトされてます?」と言われて「サッカーやってます」と返すのがテンプレになるような体型でした。

二度ほど温泉で声をかけられた

温泉は無法地帯。体型のせいなのかお客さんが気さくなだけなのかは知らないけど二度ほど声をかけられたことがあります。

「にいちゃんエエ体しとんのう」とムチムチしたおじさんに話しかけられたのが最初。

もう一回は露天風呂の隣にあるベンチに腰掛けて体を冷ましていた時のこと。3人掛けベンチの真ん中に座っていたのに、隣に座ってきた小太りな男。

「今日はいい天気ですね!」と1オクタープくらい高い声で話かけてきた。

天気も何も露天で外真っ暗だからいい天気かもわからないんですけど。びっくりして無言で逃げてしまいました。他のベンチが空いているのにここにくる理由がわからない。

真相はわからないけど怖い

もしかしたらただ気さくな人で話しかけてきたという可能性は否めない。でも僕からすると裸の状態で話しかけられるのは恐怖でしかないです。というか身の危険を感じます。

自意識過剰と思われるかもしれないけど、万が一を考えて警戒しておくに越したことはない。

そんな体質のあった僕がさらに遡ること高校の時。さらに怖い(面白い)出来事がありました。

 

高校生の時、自称「臭いを研究しているおじさん」に靴下を売った経緯

さて、ここからが本題です。タイトルはもはや何のことを言っているのかわからないと思います。でももうちょっとお付き合いください。

高校のサッカーの練習帰りの電車にて

部活のサッカーが終わって友達と二人で帰っていたある日のこと。校則の関係上ジャージで登下校できないからシャツとズボンだけ制服に着替えて靴下は部活後の汚いサッカーソックスを履いたままで帰るいつものスタイルでした。

ニヤニヤしている男の目線が

ふと気がつくと電車の座っている席の反対側に変なおじさんが。変といっても見た目が変なのではなくて何故かニヤニヤした目線でこっちを見ているのです。

血の気が多い高校生も恐怖でビビる

高校生で部活やっていたら多少血の気が多いお年頃。ずっとニヤニヤ見ているので友達と睨みつけました。

そうしたら怯むかと思ったけど、全く効果がなくずっとニヤニヤし続けているから「これは危ない!」と直感して友達と目を背けました。

電車を降りて帰る途中に…

最寄駅で電車を降りて友人と「何なんだよあいつ気持ち悪い」と話しながら帰っていました。駅から歩き出して数分ほど後ろから声が…

「あの〜すみません」

二人で振り返るとさっきのニヤニヤ気持ち悪いおじさんがいました。一瞬で警戒心マックスになり「なんすか?」と少し喧嘩腰です。完全に臨戦態勢です。

思いがけない一言が

そうとうおじさんはかなり挙動不審な様子で話しを続けます。

  • 「あの〜私、臭いの研究をしているものですけど」
  • 「研究のためあなたの靴下を売っていただけませんか?」
  • 「1,000円お支払いします」

僕&友人「「はぁ?!」」

冷静に考えてしまう

予想外の一言に臨戦態勢はとけてしまい言われたことについて冷静に考えました。

当時僕のお小遣いは5,000円。けどそこから携帯代金を払わないといけないから実質自分で使えるお金は限りなく少ない。そんな昔の僕にとって1,000円は大金。しかも靴下はボロボロ。親指部分が摩擦で若干穴が空いているような状態だ。

僕は全力で考える。

  • ボロボロの靴下だから近いうちに捨てることになる
  • しかも靴下は1,000円もしない
  • 親には靴下が穴空いたから捨てたといえば新しい靴下を買ってもらえる
  • つまり1,000円はまるまる僕のものに!!

どう考えてもメリットしかない提案だ。しかもおじさんも必要なものが手に入るなら両方がハッピーじゃないか!

僕「ま、まぁいいっすけど?」

そうして僕は靴下を売った

いそいそと靴下を脱ぎ出して裸足になる僕。そして隣で爆笑する友人。無事に交渉は成立。

ボロボロの靴下と1,000円札を交換して僕はホクホクの気分だった。

一方、ボロボロの靴下を手にいれたおじさんは頭をペコリと下げて小走りでその場からいなくなったのであった。よくわからないけどおじさんも必要なものを手にいれることができたんだからwin-winなんだよね?

 

最後にふと疑問がよぎる…

でもよくよく考えてみると何かがおかしい。当時はそこまで深く考えなかったけど歳を重ねるにつれて当時の状況はおかしいのではないかと疑問がわきます。

僕は友達と一緒に帰宅途中だった

なぜ2人サッカー部の高校生がいて僕の靴下だけを買い取ったのか?

僕の靴下が臭そうに見えたから?いやズボンの丈は長いしそんな識別ができるとは到底思えない。距離もあったから実際僕の靴下が臭かったかなんてわかりっこない。

臭いの研究なら2人分のサンプルがあったほうがいいはずなのだけれど…

世の中怖いものは沢山あるけど本当に怖いのは人間だ

世の中には変な人間が沢山います。大人になってからこのことを考えると寒気がします。正直僕の靴下が臭いの研究で使われた可能性は10%の可能性しかないんじゃないかと思っています。

かなりの確率で何か特別なおじさんの嗜好を満たすために使われたのだと思っています。

果たして僕の靴下はどのように扱われたのか?果たして何のために使われたのか?深く考えれば考えるほど怖くなります。

今となってはたったの1,000円で何か大切なものを失ってしまった気分でいっぱいです。

もしあなたが昔男子高校生から靴下を買い取ったことがあるならその真意を教えて下さい…

ではまたっ