Amazonと楽天で『買わないと損する』THE 神アイテムを公開

ネットゲーム廃人だった僕が初めての富士山で高山病になった話

僕は約10年前に富士山初挑戦で高山病になりました。無知なせいですごく辛い思いをしたので次回は高山病にならないため正しい知識を入れました。これから富士山に登ろうとしているあなたは必見です!

高山病について正しい知識を身につける

はじめに言っておきます。今回の話はひたすら僕が無知でバカな話です。

絶対に真似しないで下さい。

というよりもこんなバカがいるのか!という目線で見て下さい泣

高山病はもちろん怖いですが、「富士山登頂を目指す上で高山病の存在と対策を知っていればその危険性は格段に減る」という事を知っておいて下さい。富士山を上るのは非常に達成感もあり人生で一度は経験する価値のあるものです。是非正しい知識を身につけて登りましょう!僕も次回は万全の知識と対策をして登ります。

高山病の原因

高い場所ほど酸素が薄くなると聞いたことはありませんか?これは高所ほど気圧が下がるため空気の密度が下がりことによって「高い場所ほど一回の呼吸で吸い込める酸素の量が減る」ということです。

体は呼吸の頻度を多くして対応できるのですが対応しきれず血中の酸素濃度が下がることによって様々な悪い症状をおこすのが高山病です。

高山病の症状

酸素を一番消費するのが脳です。そのため酸素が足りなくなると最も影響を受けやすく頭痛を引き起こします。その他にも様々な症状が発生します。

  • 頭痛
  • 疲労感
  • 吐き気・嘔吐
  • 力が入らない

高山病になったら?

明確に症状が起きていなくても少しおかしなと思ったら休みましょう。富士山は途中に小屋もあるためそういった場所でしっかり休息をとることで回復してきます。それでも回復しないのであれば高度を下げる必要があります。

無理して登山を続けてもいいことは何もありません。

  • 症状が出たら休息をとる
  • 休息をとっても症状が悪くなったら高度を下げる

高山病にならないためには?

無理をせず登ることが最も大切です。また意外と見落としがちなのが水分摂取の重要性です。高所になると脱水しやすく感覚も鈍くなっているので気がつきにくいです。日常の倍は水分摂取するように心がけましょう。

  • コンディションを整えておく
  • ゆっくり登ることを心がける
  • 腹式呼吸でしっかりとした呼吸をする
  • 定期的に休憩する
  • 水分を十分に摂取する

というのが高山病の基礎知識です。これを知っていると知らないではかなり変わってきます。富士山を登る時は復習しておいて下さいね!

 

僕が高山病になった経緯とマズすぎる対応

さてお次は約10年前、無知な僕の失敗談です。

富士山登山のきっかけは父。登山する前の週に「富士山登るけど行く?」と誘われました。「富士山?余裕でしょ!せっかく日本一だし行っておかない損だね!」という流れで行くことが決まりました。

登山前日 徹夜してオンラインゲームで盛り上がる

当時僕はネットゲームに明け暮れていました。HALO3というオンラインゲームで日本人・外国人問わず一緒にゲームを楽しんでいました。

富士山登山前日〜当日。相変わらずオンラインゲームで外国人と「「ヒャッハアアアアア」」ってゲームしてました。明け方5時くらいまで。完全に死亡フラグですが僕は知る由もなかったのです。

すごくどうでもいい情報だけど、一緒にプレイしていた人はハワイ在住でココアって名前の犬を飼っているおっちゃん。日本が好き。つたない英語しかしゃべれないけどいい人過ぎてついつい盛り上がっていました。ココアの話しを聞きながら刻一刻と登山の時間は近づいてきました。

出発!車の中と五合目で仮眠

運転は父に任せて寝ていました。変な時間に起きていたせいか緊張していたせいかあまりきちんと眠ることはできませんでした。そうして富士山五合目の登山口に到着。

五合目の登山口で少しだけ仮眠の時間をとりました。父は「ここでしっかり休めば高山病にもならなくなるんだぞ」って言っていましたね。「高山病?体力あるしなるわけないっしょ!」とめっちゃ侮っていましたが…フラグたてすぎで怖いです。

登山開始!ランナーズハイなテンション

いよいよ登山開始です。高校までずっとサッカーをしていたこともあり大学生でネットゲーム廃人化したとはいえ体力はありあまっていました。

序盤の楽さと初富士山ということでちょっと走ったりスキップしたりめちゃめちゃハイテンションでした。ちょっと大きい岩とかあったら無駄に上ったりアホかと!岩の角で一度頭ぶつけて元に戻せと!

とはいえ序盤は非常に歩きやすくなっていてピクニック気分での登山開始となりました。

段々調子が悪くなる

途中からは足元も悪くなるため登山に集中していました。

黙々と登るなかふと悪寒を感じました。最初は気にせず登っていたけどだんだん明確に体調に異変を感じるようになりました。前日の睡眠不足のせい?風邪っぽい?と思い途中の小屋で休憩することにしました。

多少落ち着くものの症状がなくなることはありませんでした。どうせ良くならないなら早く登ってしまおうと考え登山を続けてしまいました。その間も体調はどんどん悪くなっていきます。そんな無理をしたことによって気持ち悪さが一線を超えついに嘔吐してしまいました。

高山病の存在を知らずにひたすら突き進む

気持ち悪くて吐いて、でも登らないと終わらないからと思い登ってもっと気持ち悪くなるという負のスパイラルに突入していました。あと何回も嘔吐したことによって体の水分も失われ軽い脱水症状にも陥っていたと思います。

本当にフラフラでした。高熱の時に歩くとフラフラするけど同じような感じですね。それに加えて嘔吐しているような状況です。「あとちょっと」「あとちょっと」と言い聞かせ気合で登り続けてしまいました。

どのくらいの時間登ったのか何回嘔吐したかわからないフラフラの状況でしたが最終的には頂上にたどり着いたのです。

無事?富士山登頂!!

富士山登頂の目的の1つに「御来光」を見るというものがあります。日本一高い位置から見る日の出はとても感動的な光景です。気候の関係で見れない可能性もあるためとても貴重な経験になります。

その目的もあったためフラフラしながらでも僕は御来光の前に頂上に着くことができました。

ただあまりに体調が悪く着くなり小屋にあったベンチで横にならせてもらいました。気持ち悪かったけど段々症状が軽減されているのを感じられました。気がついたら寝ていたのか意識を失ったのかはわかりませんが眠りにつきました。

そして目が覚めると気持ち悪いまでも吐き気はかなり収まっていました。そして空を見上げると太陽の光が温かかったです。

太陽昇っちゃってるよ!!!!!!!!!!!!

こうして貴重な御来光の機会を見事に見逃したのでした。でも体調悪すぎて正直それどころじゃなかったです。高山病だともし御来光見れても絶対テンションあがらないので無理に間に合ってもいいことはないですよ。

下りで息を吹き返す

下りも最初は体調が悪かったものの下れば下るほど体の調子が上がってきました。かなりの勢いで回復してきたんですよね。そのとき気が付きましたね。「あ、これ標高の問題で体調悪くなっていたのか」って(アホ

体調良くなった下りはスキップ復活ですよ。体調がいいってこんなに素晴らしいことなんだと体感しながら懲りずにひたすらはしゃいでいました。上りと比べて下りはかなり早く進み半分程度の時間で終了。

こうして僕は全然無事にではないけど富士山登頂を果たすことができました!しかも御来光は見ることができなかったけど!!

 

次回高山病にならないために

僕のエピソードは専門家に言わせると自殺行為と激怒されそうです。吐いている時点で高山病の症状としては悪化しており本来は絶対にそのまま登ってはいけない状況です。

幸い無事に戻ってくることができましたがもう二度とあんな辛い思いはしたくないです。そのために高山病対策を最後にまとめます。

高山病にならないための知識を持とう

今回の記事で書いてあることは知識として知っておいてください。そして対策をしっかり知っておくことで危険性を減らしましょう。

高山病にならないため

  • コンディションを整えておく
  • ゆっくり登ることを心がける
  • 腹式呼吸でしっかりとした呼吸をする
  • 定期的に休憩する
  • 水分を十分に摂取する

少しでも調子が悪いと思ったら休憩しよう

高山病かも?と少しでも感じる症状が出た場合はすぐに休憩するようにしましょう。最悪下山するという選択肢も持っておくべきです。

高山病になってしまったら

  • 症状が出たら休息をとる
  • 休息をとっても症状が悪くなったら高度を下げる

スキップとかして無駄に消耗するのはやめよう

大人になると落ち着いてくるけど、若い頃はちょっと調子に乗っちゃったりするじゃないですか?ねぇ。しょうがないですよね?うん。しょうがない…

でもお子さんと登る予定のお父さんお母さんはこの点しっかり気をつけないといけないですね。中学生以上とかであればそんな心配もないと思うんですけどね…

本当はしゃぎすぎないでくださいね!マジ危険です!!

 

以上です!この記事書くの辛かったです。今となっては笑い話だけど大惨事になる可能性もあったんだぞと叱られている気分でした。でも高山病になるともっと辛いので正しい知識と正しい対策を知っておきましょう。

実際に富士山登る前にはまた道具だったり情報まとめる予定です。富士山登頂を目指すあなたはそっちの記事も見てくださいね。一緒に高山病無しの登山を楽しみましょう!

ではまたっ