グレゴリー「コンパス30」を一年以上使ってみたので良いところ悪いところを率直にレビューします。
まるで超軽量キャリーバッグを背負うようなバックパックで、あなたが「日常から旅行まで使えるバックパックが欲しい」と考えていればかなり有力な候補になります。
是非この記事をチェックして良さを知ってくださいね!
グレゴリー「コンパス30」の特徴
まずはグレゴリー「コンパス30」の特徴から紹介します。
グレゴリーとは?
最初にグレゴリーを簡単に紹介します。
1977年サンディエゴに「グレゴリー・マウンテン・プロダクツ」社として誕生。そこからは南カリフォルニアを生産拠点に多くの名作バッグを生み出しています。
製品としてはバックパックが起源にあり、特にフィッティングを最重要として商品開発を行っています。
グレゴリー「コンパス30」のスペック紹介
今回紹介するコンパス30のスペックは下表の通りです。
▼グレゴリー「コンパス30」のスペック
項目 |
スペック |
サイズ |
高さ51cm×幅34cm×奥行き20cm |
重量 |
760g |
容量 |
30リットル |
素材 |
メイン素材: ナイロン 表地: ナイロン |
機能一覧 |
トレイル用ショルダーハーネス 大開口するメインコンパートメント PC収納保護パッド付きコンパートメント ボトルポケット |
グレゴリー「コンパス30」を画像で紹介
早速画像でどのようなバックパックなのか見ていきます。
外観
シンプルなボックスタイプのデザインで、マットな質感も相まってカッコいいデザインです。
横から見た画像です。細長い箱を背負っているようなイメージになります。
逆サイドにはペットボトルを収納できるポケットがあります。
メインポケット
コンパス30 最大の特徴は収納力を結集したメインポケット。
ガバっと開くことと、バックパックの形が四角いからものをきれいに収納しやすいです。
開いている部分だけ見るとまるでキャリーバッグですね。
背面ポケット(PC・モバイル用)
メインポケットとは別に背面にPCなどを収納できる別のポケットがあります。
特にモバイル端末を持ち歩く人は重宝するポイントです。
タブレットも分けて収納できるスペースがあります。
サブポケット
バックバック上部に小さなポケットも備えています。
さらにメッシュの小さなポケットに分かれているのがとても便利。
バックパックを着用していない時に一番物の出し入れをしやすいポケットになるので、普段はスマホ、財布、鍵などを収納しています。
ショルダーハーネス
軽さを意識しつつ幅もあり負担を軽減してくれる形状のハーネスです。
チェストベルト
2本のチェストベルトとウエストベルトで体に密着させることでより動きやすくなります。
背面のメッシュで通気性を保っているから、密着しても快適さを保ちます。
グレゴリー『コンパス30』レビュー。まるで背負うキャリーバッグだ!
ここから実際に使って感じたことを率直に紹介します。
バックパック界最強のパッキングのしやすさ
まずは最大で最高の特徴だと感じるのがパッキングのしやすさです。
がばっと開くから全て目に見えた状態で収納することができます。ずぼらな僕でも適当に荷物を詰め込んでいくだけで良いのでめちゃめちゃ楽。
通常のバックパックだとどうしても上から積み重ねていくので見えない部分が出ますが、コンパス30なら大丈夫です。
それに加えて背中側にファスナーがあるから、誰かに開けられる心配がありません。
セキュリティー面もバッチリで、まさに「背負うキャリーバッグ」という表現がピッタリです!
30リットルで760gは軽すぎる
30リットルの収納力を備えながら重量が760gというのは、数あるバッグパックの中でも最軽量の部類です。
ショルダーハーネスも幅があるので負荷が分散されます。
チェストベルトでフィット感が高まるので、荷物がない時はほとんど重さを感じません。
日常使いはもちろんのことジムや旅行にも便利
収納力が高いので日常使いで収納に困ることはまずありません。
買い物に出かける際も大体何でも入るのでエコバッグも不要でとても便利です。
アクティブなシーンでも快適で、例えばジム用にウェア、タオル、靴一式をサクッと入れることができます。
僕はフットサルやサッカーに行く時の荷物を入れますが、余裕を持って入れられるのが気に入っています。
そして何より旅行用としても超便利です。「収納のしやすさ×軽さ」は正義です!
シンプルでおしゃれなデザイン
コンパス30はグレゴリーの中でも日常使いのニーズに合わせて、デザイン性と機能性が追求されたシリーズ。
シンプルなデザインでマットな質感のため、服装を選ばず何にでも合わせやすいです。
このシリーズが気に入っていてウェストパックの「スケッチ3」も愛用しています。
重い荷物や長時間の着用には不向き
デメリットも紹介します。
コンパス30はとても軽量ですが、重い荷物を背負う時や長時間の着用にはあまり向いていません。
ショルダーハーネスが薄いことと、ウェストベルトがないため荷物の重さをもろに肩で感じてしまうためです。
逆にかさばるけどそれほど重くない荷物(衣類など)や、公共交通機関を利用する機会が多いのであればこの点はデメリットにはなりません。
あと1点気をつけていただきたいのが登山にも使えるというレビューもありますが、それは止めたほうが良いです。
体へのフィット感が高いわけではないので、着用して激しく動くとかなりバックパックが揺さぶられ快適ではありません。
登山では多少重くなっても厚みのあるショルダーハーネスに加えチェストベルトがしっかりしたバックパックを探すのが正解です。
コンパス30とコンパス40はどちらを選ぶべき?
サイズ違いのモデルとしてコンパス40があるので、どちらを選ぶべきかも見ておきましょう。
個人的にはコンパス30のバランスが最良で、コンパス40はかなり限定的な用途でオススメとなります。
基本的にコンパス30でほとんどの場合カバーできる収納力です。
実際、旅行で使ってみましたが二泊三日程度であれば全く問題ありません。
またコンパス30、コンパス40はともに機内持ち込みサイズのため、荷物を預けることなく飛行機に乗ることもできます。
ただコンパス30でも長時間の着用は厳しいことをお伝えしましたが、コンパス40だとなおのことです。
そのため、コンパス40が輝くのは「荷物を沢山いれる」かつ「着用時間はそれほど長くない」といった条件を満たす時となります。
旅行特化であればコンパス40を強くおすすめできますが、日常などの汎用性を考えるとコンパス30の方が多くの人にとってフィットするかと思います。
シンプルな構造のためかなりコストパフォーマンスは高い
実売一万円台前半の価格設定については、クオリティを考えると妥当だと感じます。
バックパックは一度買うと長く使えるものなので、信頼できるものを買うのがとても大切。
その点信頼性の高いグレゴリーでこれだけ使い勝手の良いバックパックであれば、コストパフォーマンスが高いと言えるレベルです。
【まとめ】グレゴリー『コンパス30』で最高のパッキング体験を!
グレゴリー「コンパス30」はいかがでしたか?
まるで小さなキャリーバッグを背負うような感覚で使えるので、特に荷物の多い時に大活躍します。
特にメインポケットの収納力と収納のしやすさはコンパス30ならではで、一度体感すると他のバックパックの収納が面倒に感じるほどです。
他のバックパックにはない特徴を備えているため、もし今回の記事を見て使い勝手が良さそうと感じたら是非手にとってみてください。
快適なバックパックライフを満喫しましょう!
ではまたっ
▼今回紹介したグレゴリー「コンパス30」▼