あなたは怖い話好きですか?日本の夏の風物詩とも言える怪談。「最恐の怪談師」を決定するイベント「怪談王2017」に行ってきたのでその魅力を紹介します。知ったら行きたくなること間違いなしです!
怪談王って何?概要紹介
2016年から始まった実話ベースの怪談話で「最恐の怪談師」を決定するイベントです。今年の怪談王は終わりましたが来年も実施するそうなのでどんなイベントなのか雰囲気を伝えていきますね!
会場
名古屋 今池ガスホール
(出展:ガスビルネット)
こんなコンサートホールで照明を真っ暗にして怪談話を聞くんです!
料金
- 前売り券 2,800円
- 当日券 3,300円
出場者
濃い!とにかく濃い面々です。
- 田中俊行(怪談王2016チャンピオン、怪談師)シード
- 志月かなで(怪談王2016チャンピオン 怪談師)シード
- シンデレラエキスプレス渡辺(漫才師)
- 竹内義和(作家)
- 八木崎第九(ユーチューバ―)
- 雷門幸福(東海地区予選優勝者 落語家)
審査員
審査員の方々も結構な面々です。教授の授業とか絶対受けてみたい!
- 山口敏太郎(作家)
- 旭堂鱗林(講談師)
- 古沢和宏(痕跡本研究家、犬山きまわり荘オーナー)
- 一柳廣孝(横浜国立大学教授)
- 小松史生子(金城学院大学教授)
司会
怪談王界のアイドルです笑
- 口裂け女(もりとみ舞)
審査方法
- 試合は一対一のトーナメント形式
- 試合時間は10分
- 審査員一人につき下記5項目で審査
- 各項目10点、合計50点満点
- 審査員5人の総計250点で合計点の高いものが勝者
評価項目
- 話の構成力
- オチ
- 身振り手振り、表情
- 声
- 間合い
「怪談王」のみどころは?魅力紹介
僕はこういう話を聞くイベントに参加するのは初めてだったけどまた行きたいと思えました。魅力に感じたところを紹介しますね!
怪談師の話術が凄まじい
みんなキャラが濃いんです。前回チャンピオンの2名の雰囲気は流石で話だして5秒で意識を持って行かれました。他の人も漫才師、作家、ユーチューバー、落語家とみんなバラバラの職業だけど共通しているのが話をするプロだから話術だけで人を惹きつけるんです。
一回あたりの持ち時間はたったの10分。その短い時間で会場の誰もが毎回息をのむ話をするのがこのイベントの凄いところです。
トーナメント形式だから後になるほど熱中する展開
みんな話うまいけどやっぱりトーナメント形式で勝ち残る怪談師の話ほど魅力的です。明らかに時間が経つにつれて緊張感が高くなります。「シード(前回怪談王)VS 勝ち上がった怪談師」というアツい展開も良かったです。
怪談王2017に輝いた「シンデレラエキスプレス渡辺」さん
前回の怪談王を抑えて優勝に輝いたのは漫才師のシンデレラエキスプレス渡辺さん。納得の結果でした。シードではなかったので3回話が聞けたけど話術の高さや話の怖さから毎回怖っ!って思って登場するのが楽しみになりました。
特に2回目の話は圧巻。「友達と海や池など水辺で遊びに行くと、気がついたら一人だけ友達と遠い場所に来てしまって誰かに右足を掴まれる 旧友の話」だったんですけど絶対水遊びするとき思い出してしまう怖さでした。
良かったですよ夏の終わりで笑
審査員のコメントを聞くのも楽しい
どっちが勝者か非常に納得感のある審査だったのも良かったです。僕は素人だから構成力や細かく評価できないけど感覚的に話が怖かったと感じる人がしっかり勝ち進んでいくんです。
審査員の人もキャラが濃い人たちが多くてこの人たちこそ怪談話したらめちゃめちゃ怖いんだろうと思える雰囲気のある人たちばかりです。
司会の口裂け女がやたらコミカル
怪談師、審査員がキャラ濃すぎて雰囲気満点な中進められるこのイベント。唯一の癒しは口裂け女です。がっつりメイクして口裂けてるし、カラコンで瞳孔小さくて怖いんだけどなんだか安心するコミカルなキャラクターです笑
司会をしつつ観客に「私綺麗〜?!」と絡むたびに笑いが起きます。でもそのコミカルな直後に怪談師の話が始まるからそのギャップもまた怪談王の魅力です。
「怪談王」を初めて見た感想
最初はよく分からないからそこまで期待していなかったけど結果大満足でした!
話の上手さに感激
基本的にトークイベントだから怪談師の話と身振り手振りだけで恐怖を感じさせられるんです。怖い話にも驚くし、こんな雰囲気満点で怖い話をする人たちがたくさんいることにも驚きます。
実話ベースだからじわじわ恐怖が湧いてくる
僕は霊感がある人間ではないのであまり霊的なものを信じていません。だからこういうイベントはノリノリで行くタイプです。それでも実話ベースの話だと後からじわじわ恐怖が湧いて来ます。
怪談王2016チャンピオンの志月かなでさんの話で「みなさんは人柱という言葉を知っていますか?」という入り。気になって調べたら色々と出てくる。人柱とは「難工事完成を祈って行きた人を生贄に水や土に沈めること。そしてその生贄の人のこと。」を言います。
こういう昔本当に行われていたしきたりって本当怖い。調べなかったらよかった笑 ことある毎に古い建物をみかけたら思い出してしまいそう…ね。何となくじわじわと恐怖が湧いてくるのがわかりませんか?
結構万人にオススメできる
サブカル感溢れるイベントでかなり楽しかったです。日本人って怪談話大好きですよね。
僕もそうだけどそもそもこういったイベントがあると認識していない人がほとんどだと思います。でも潜在的には怖い話に興味がある人って多いですよね。テレビで怖い話がやっていたらついつい見てしまったり。
だから一度行くとクセになる人って実はすごく多いと思うんですよね。あなたもきっとそうですよ!
次回も観に行きたい!
ということで僕は次回もきっと観にいくと思います。最初は期待半分で会場に向かったけど、会場から出た時の満足度はかなりのものでした。妻と二人で行ったのですが帰り道「怪談王」の話で盛り上がりまくりでした。
怪談話が好きなら絶対楽しめるイベントだと思います。少しでも興味があれば是非足を運んで観てください。会場でお会いしましょう。
ではまたっ